共に周南市

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周南市への移住

周南市ってどんなところ?

田原 嘉明さん・真佐子さん

■ 田原 嘉明さん・真佐子さん

田原さんが移住されたきっかけは?

嘉明さん

娘がインターネットでこの家の情報を見つけてきたんです。そこから家族で相談して、2〜3回ほど下見をして決めました。

移住先に大道理を選ばれた理由は?

嘉明さん

強い理由はありませんが“ご縁”ですね。もともと隣の下松市で借家住まいをしていたので、“自分の家”が欲しいと思っていた時に、この家のことを知ったんです。

「里の案内人」制度を利用されたんですよね。

嘉明さん

はい。私たちが利用者第1号だったそうです。案内人の方には、住む前はもちろん、家を改修する時にも知恵を貸してもらいました。家の材料がどこで手に入るか、など、あれこれ相談していました。

ご夫婦で家を改修されたそうですが、どれくらいの期間をかけましたか?

嘉明さん

8ヶ月くらいです。ほぼ毎日、前の家からここまで通って、少しずつ直しました。

具体的にはどんな改修を?

嘉明さん

基本的には家の造りをそのまま残して、傷んでいるところだけを直しました。天井板など、元々あったものを活かしたところもありますが、20年くらい空き家だったので、雨漏りはするし、崩れかけている部屋も。まずはシロアリを駆除して、畳を替えて、腐った柱を取り除くなど、大きな作業から始めました。特に台所が一番傷んでいたので、床・壁・天井の板を全部新しいものに替えて、窓をつけて、使えるようにしたんです。今もまだ改修の途中なんですが。

真佐子さん

洗面所もお湯が使えるように直して、お風呂も一度家の外に出ないといけない造りだったのですが、主人が通路を作ってくれました。

嘉明さん

他にも、各部屋に照明を付けたり、襖などを替えたり、思っていた以上に手がかかりましたね。

今の家からは想像がつかないですね!きれいに直されていて驚きました。

嘉明さん

前に住んでいた家も、あちこち自分で直していたので、慣れているんです。工具も一式持っているので、ホームセンターで材料を買って自分で修理すれば、費用も抑えられますしね。

すごいですね。そんな風に手をかけたお家で、普段はどんな風に生活されていますか?

嘉明さん

畑を借りているので、そこで野菜を作っています。自分達が食べるくらいの量ですけどね。冬はネギやハクサイ、コマツナなどを育てていますが、イノシシが野菜を食べに来て困るので、柵を作ったりもしています。

真佐子さん

あとは、家の細かいところを少しずつ修理したり、暖かくて天気がいい日には、お花を植えたりもしていますよ。

実際に住んでみて、大変なところは?

嘉明さん

冬の寒さが厳しいところですね。前に住んでいた場所に比べると、気温が5℃くらい低いように感じます。だから、冬場の暖房代は相当なもの。あとは、携帯電話の電波が入りにくいことでしょうか。 真佐子さん:買い物に行くのもガソリン代が結構かかるので、いつもまとめ買いしています。買い忘れがあると大変なんですよ(笑)。

では、いいところはどうですか?

嘉明さん

自然に囲まれているので、空気がいいし、静かで過ごしやすいです。それに、夏はクーラーがいらない位涼しいんですよ。

真佐子さん

近くの川で、ホタルの乱舞も見られるんです。きれいですよ!

地域の方とのお付き合いはどんな感じですか?

真佐子さん

野菜を頂いたり、春には草刈りを一緒にしたり、ふだんからお世話になっています。 嘉明さん:ご近所の皆さんが本当に良くしてくださることが、何よりの魅力。それにつきます。他の土地から移り住んできた私達を快く受け入れて、なにかと気にかけてもらって…それがあるからこそ、暮らせています。

これから移住を考えている人にアドバイスを。

嘉明さん

田舎暮らしは環境がいいのが魅力ですが、冬の寒さや買い物の手間など、覚悟が要りますよ。あと、住む家はできるだけ傷みが少ない方がいいですね。改修は骨が折れましたから。色々大変ですが、私達がここで暮らせているのは、ご近所の方との関係がいいから。そういう部分も大切だと思いますよ。